Win-Winの提携カード

win-winの関係を構築する提携カード

クレジットカードというと、今やその多くが提携カードである。提携カードとは、カード会社が企業や団体などと共同で発行するクレジットカードのことで、実に多彩な提携カードが数千種類も発行されている。

 

企業とすれば、大規模な投資をすることなく、また、カード事業についてのノウハウやシステムがなくても、手軽にカードを発行できるメリットがあり、将来、自力でカードを発行しようと考える企業も最初は提携カードから始めてる。一方、カード会社としても、提携先企業が持つ顧客をそのまま会員にできるため、会員獲得の手間が省けるうえ、特定の嗜好を持った優良な顧客が集まっているから、稼働率の向上も見込めると積極的に取り組んでいる。

 

この提携カードには、代行カード、スイッチカード、加盟店開放型、大型提携カードなどさまざまな形態があり、その仕組みも複雑である。それでは、この提携カードの収益配分はどうなっているのであろうか。カード会社と提携先の力関係によって配分率や契約条件は変わるが、提携カードの種類でだいたい共通している。

 

代行カードの収益の配分については、カード会社が提携先に提携協力費として売り上げの一部を出している(加盟店手数料の一部を提供することもある)。そのほかにカードを1枚発行するごとに報奨金を提供している。スイッチカードの場合も代行カードとほとんど同じ配分である。加盟店開放型カードは、加盟店を開放したブランド会社が加盟店手数料収入のうち一部を取り、残りを提携カード会社に渡している。前に述べたイシュアとアクワイアラーの関係に似る。

クレジットカードの利用の場がますます広がっている。洛星中学校・洛星高等学校を経営する学校法人ヴィアトール学園と三井住友カード、フューチャーコマースは1月13日、洛星中学校・洛星高等学校の入学費用の支払いにクレジットカード決済を導入すると発表した。日本の学校法人では初めてという。やはり親の収入が減少してきており分割払いなどのニーズがあるのだろう。またマイルやポイントプログラムを利用できるものいいのかもしれない。